尾花監督続投 オーナー明言「来年もやってもらう」

[ 2010年7月13日 06:00 ]

  横浜の若林貴世志オーナー(67)が12日、尾花高夫監督(52)の来季続投を明言した。都内で取材に応じ「(尾花体制に)何も変わりはありません。来年も(監督を)やってもらいます。契約の3年間を全う?もちろん」と語った。

 今季から指揮を執る尾花監督は3年契約で来季続投は既定路線だが、12日には両リーグ最速の50敗を達し、借金23で最下位を独走している。指揮官が掲げるアナライジングベースボール(分析野球)が、まだチームに浸透していないのが実情だ。期待された投手陣の再建もエース三浦の不調や寺原の故障などもあってリーグ5位の防御率4・36と改善されていない。
 そうした現状を踏まえた上で若林オーナーは「今までとは違うことをやっているはず。(尾花監督の)考え方を理解するのはそんなに簡単なことじゃないし時間はかかる」と擁護して「今後も選手、コーチとコミュニケーションを取って(分析野球を)浸透させてほしい」と期待。その上で「勝負事だから勝たないと。4位まで頑張ってほしい」と5・5ゲーム差の4位・ヤクルトを目標に2年続いている最下位からの脱出を願っていた。

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2010年7月13日のニュース