西武 岸、結婚していた!

[ 2010年1月29日 10:30 ]

婚約者の石井一と自身が描いた似顔絵を手に笑顔を見せる西武・岸

 西武のイケメン右腕、岸孝之投手(25)が今月23日に北海道出身の一般女性(26)と結婚していたことが28日、分かった。

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 2人は08年9月に交際をスタート。1年4カ月でゴールインし、今季終了後の12月にも挙式・披露宴を行う予定だ。入団以来3年連続で2ケタ勝利をマークしている岸が1歳年上の姉さん女房とともに、さらなる飛躍を目指して4年目のシーズンに臨む。
 キャンプインを前に岸は男としてのケジメをつけた。「一般の方なので」と夫人の名前などは明かさなかったが、自身が描いた似顔絵を見返すと、照れ笑いを浮かべながら切り出した。
 「23日に婚姻届を提出してきました。2月からキャンプも始まるし、一緒に住み始めてから1年がたったんで、バタバタする前に区切りをつけようと思いました」
 岸が夫人と知り合ったのは08年7月、知人の紹介がきっかけだった。北海道と所沢の遠距離にもかかわらず、その後は電話やメールで連絡を取り合い意気投合。9月に交際をスタートさせた。同オフに埼玉・所沢の若獅子寮を退寮した岸は都内で一人暮らしを始めたが、同時期に夫人が上京したのをきっかけに同居生活を開始。昨季シーズン終了後、正式にプロポーズした。夫人も岸の栄養面のサポートなどで内助の功ぶりを発揮。「得意料理?全部です。何でもおいしいんですよ」とベタぼれといった様子だ。
 岸にとって夫人は勝利の女神でもある。08年7月に知り合うと8月は3勝0敗、防御率1・32で初の月間MVPを受賞。シーズンは6連勝でフィニッシュし、巨人との日本シリーズでは2戦2勝と獅子奮迅の活躍でMVPを獲得した。昨季は開幕から6連勝も5月25日の広島戦(マツダスタジアム)で6回3失点と打ち込まれて連勝ストップしたが、夫人の「負けてよかったね」という一言で逆に肩の荷が下りたという。終わってみれば自己最多の13勝をマークして、入団から3年連続2ケタ勝利を達成。涌井とともに投手陣の柱に成長した。
 すでに渡辺監督らにも報告を済ませた岸は「気を使えるところが好きかな。家では野球の話はほとんどしないんで落ち着きます。今はなくてはならない存在ですね」。真価が問われる4年目。「結婚もしたし、責任も出てきた。1年間しっかり頑張りたい」と話す右腕が生涯の伴侶を得て、さらなる高みを目指す。

 ◆岸 孝之(きし・たかゆき)1984年(昭59)12月4日、宮城県生まれの25歳。名取北では甲子園出場なし。東北学院大から06年大学生・社会人ドラフト希望枠で西武入団。07年4月6日のオリックス戦でプロ初勝利。08年12勝を挙げ、巨人との日本シリーズでも2勝でMVPを獲得して日本一に貢献した。通算76試合で36勝16敗、防御率3・35。今季年俸は1億2000万円(推定)。1メートル80、68キロ。右投げ右打ち。血液型A。

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2010年1月29日のニュース