雄星、工藤と初対面「流行語大賞つくりたい」

[ 2010年1月29日 06:00 ]

出陣式で工藤のトークに噴き出す渡辺監督(左)と笑顔の雄星

 西武のドラフト1位左腕・雄星投手(18=花巻東)が28日、埼玉・所沢市の西武鉄道本社ビルで「2010埼玉西武ライオンズ出陣式」に参加。29年目のベテラン、工藤公康投手(46)と初対面を果たした。

 今年で13度目の同イベントに過去最多の5250人のファンが集まった中で「YUSEI」のユニホームを初めて披露。あこがれの左腕とトークショーに臨んだ雄星は「会ってみて予想通り優しい方でした。いろいろな経験をされている方なので、聞きたいことは山ほどあります。工藤さんのように流行語大賞をつくれるように頑張りたいです」と表情を崩した。
 16年ぶりに古巣に復帰した工藤は、渡辺現監督らとともに入団当初からファッションや言動などで球界に新風を吹き込んだことが「新人類」と評価され、86年には新語・流行語大賞に選ばれている。工藤は「僕が入った時は雄星くんほどしっかりしていなかった。大事に貯金しているということからして違いますね」とした上で「メリハリをつけることが大事。メリハリのある練習やリラックスすることを覚えてほしいですね」と18歳左腕にアドバイスを送った。
 新入団選手紹介ではひと際大きな声援を浴びた両投手。「野球で黄色い歓声をいただけるように頑張りたいと思います」と照れながらも、女性ファンの獲得と流行語大賞を目標に掲げた雄星。28歳差と親子ほど年の離れた2人が、球界を盛り上げるコンビになる。

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2010年1月29日のニュース