21世紀枠で36年ぶり!向陽「新しい歴史つくりたい」

[ 2010年1月29日 19:52 ]

 【第82回選抜】和歌山・向陽にうれしい知らせが届いた。21世紀枠で春36年ぶりの出場が決定。石谷俊文監督は「ほっとしました。残念な結果だった場合のことばかり考えていた」と安堵の表情を見せた。

 大正時代の1921年に創部された。旧制の海草中時代には39、40年と夏の大会を連覇した。39年夏は嶋清一投手が準決勝、決勝で無安打無得点試合を達成する活躍だった。石谷監督は「歴史の重みを知ってほしい」と、選手に嶋投手の伝記を読ませ、チームに対する誇りを植え付けてきた。
 その故嶋氏が2008年に野球殿堂入りし、その年の夏、大会中の甲子園球場で表彰式が行われた。現役の野球部員たちも甲子園に集まり、内野席から見守った現主将の西岡俊揮選手は「それまでは考えられなかったけど、ここでプレーしたいという気持ちが高ぶった」と振り返る。甲子園という夢が、その時から目標に変わった。
 部員の多くが国公立大学への進学を目指す進学校で、練習時間も限られている。そんな中、昨秋の和歌山大会で準優勝という成績を残した。文武両道を追い求める姿勢が評価され、21世紀枠で選出された。
 「プレッシャーはない。向陽としての新しい歴史をつくりたい」。大舞台へ向け、西岡主将が力強く宣言した。

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