G1周年記念競走展望

【児島キングカップ】茅原 今ならV候補

[ 2013年9月24日 06:00 ]

今の充実度があれば、一気に地元周年Vも狙える茅原悠紀
Photo By スポニチ

 ご存じ、昨年の新鋭チャンプだ。前評判通りの大活躍。優勝戦の決まり手は恵まれながら、もし、インの佐藤翼が“正規”スタート(実際はコンマ07のF)なら差し切っていただろう。

 この優勝には多くの“お土産”が付いてきた。昨年のチャレンジカップ、今年の総理大臣杯、オーシャンカップは一気に当確。SGを走ることで笹川賞の投票も集まったし、グラチャン出場にもつながった。今やSG常連。そして先のMB記念では岡山代表として丸亀に乗り込んだわけだ。

 ただ、茅原のSGロードは苦渋に満ちていた。なかなか準優に進めない。初SGから5連続予選敗退。だからこそ、6回目の挑戦で初の予選突破となったグラチャンは励みとなった。

「ようやく予選突破ができました。これで“解放”されたような気がします」 オーシャンカップでそう語っていた。そしてそのオーシャンも予選突破。実力が本物に達した証だ。MB記念は1走目の1号艇6着が響いたが…。それでも予選ラストは勝負駆けにまで持ち込んだ。今の充実度ならV候補に挙げていい。

 「今の目標はSGの優勝戦に乗ること。そして周年記念で優勝することです」 ターゲットは絞られた。新鋭を含めた全国の強豪が集まるG1周年記念。そこで勝ってこそ実力が認められることになる。それが地元なら言うことない。

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