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【びわこG1 びわこ大賞】湖国のニューヒーロー・丸野一樹が初参戦

丸野一樹
Photo By スポニチ

 今年の湖国頂上決戦は昨年に続いての秋開催―。ボートレースびわこ・開設64周年記念「G1びわこ大賞」は、あす15日から開幕し、20日までの6日間で覇を競う。前回、松井繁が湖面巧者ぶりを見せつけて年末のグランプリに向けて弾みをつけた優勝劇だったが、今年も“王者”が立ちはだかる構図。地元・湖国軍団からはニューヒーロー・丸野一樹が初参戦。9月ヤングダービーではG1初優出も決めた成長著しい超若手が、いきなり大仕事をやってのけるか。今回の特集では将来の滋賀支部の担い手を“公私”ともに徹底解剖。なかなかの頭脳派であるとが見えてきた…。

 ◎頭脳派
 湖国の成長株・丸野一樹。まだデビューしてから丸5年にもならないながら、頭角を現す。彼はどんなレーサーなのか。それを知るに余りある名レースがある。今年9月24日、とこなめで開催されたプレミアムG1ヤングダービー5日目11Rの準優勝戦だ。
 
 大外戦ながら、1Mで“冷静”に展開を突いて2着争いへ。同じ滋賀支部の先輩で、こちらも成長著しい女子・遠藤エミと、エース機を駆る小坂尚哉との三つどもえの激戦にも“前向き”な姿勢でひるまず。結果、最終Mで日ごろ“努力”してきたことを生かして遠藤と小坂が前競りをする中、冷静な小回りで2着確保。デビュー初のG1優出を決めることになる。
 
 このレースから、1冷静、2前向き、3努力という、彼の三つの特徴が見てとれるのだ。若手に多い、ツキと勢いだけで稼いでいる類いとは一線を画するといっていい。実際に丸野に聞いてみた。
 
 「そうですね。1Mでは緊張もなかった。日ごろから過去のいろんなパターンのレースをDVDで見ているのもあって、思い通りの展開になりましたね。自分はバカなくらい前向きなので2着はいけると思いました」 
 
 ◎課題克服へ
 こうだ。際立つ地力強化の根底にあるのは、日ごろ、積み重ねてきた練習とポジティブかつ、冷静沈着なメンタル。それが大きく作用して、今年は花を咲かせにかかる。A1昇級、初優勝(5月三国)、G1戦デビューに、G1初優出。結果へとつながっていく。
 
 「今年はめまぐるしい1年になっていますね。正直、びっくりしています(笑い)。でも、何をするにしてもテーマを設けて取り組んでいることが結果に出ていると思いたいですね」 
 
 学生時代から考えることが好きだったという“頭脳派”。そんな彼が今年の大一番を迎える。地元で初のビッグ戦となるびわこ周年記念「G1びわこ大賞」だ。
 
 「楽しみにしていますよ。びわこはやっぱり走り慣れているし、好きな水面。一走一走、大事に走りたいですね」 
 
 明確な目標は掲げなかったが、とにかく目の前のレースに集中していくだけ。そして課題の調整面克服にも力を注ぐ。
 
 「G1戦に出て感じたことは、一般戦と違ってみなさんの仕事量が違いますね。記念クラスの方々は調整時間ギリギリまでやっています。それにエンジン出しがうまい」
 
 丸野がほかの記念常連組と差があるとすれば、場数の少なさ。これはやむを得ない。あとは足りない経験値をドンドンと積み重ねていけばいずれは大魚をつかめるはず。スーパースターへの道は始まったばかり。今回の地元記念戦でも、今までやってきたことを愚直に遂行していくだけ。考えて考え抜けば、結果は花“マル”と出るはずだ。

 ◎マルノート
 シコシコ…、シコシコ…。丸野のオフはカイてカイてカキまくる!
 
 思ったこと、感じたこと、そして、将来の夢をノートに書き記すのだ。それはボートレーサーとして地力強化をするためでもある。いわば、オンもオフも彼にとっては関係なし。常日ごろが勉強という。陸の上では“ノートレーサー”に変身を遂げる。
 
 「世の中には身になることが、そこらじゅうに落ちています。だからアンテナを張っています。自分にとって有益なことがあれば、それをノートに記していきます。自分の実現したい夢も書いているんですよ」 
 
 太平洋戦争開戦の要因となった「ハルノート」のように、丸野の「マルノート」も彼にとっては機密事項。それだけに今回の取材では撮影することはかなわなかったが、その一部を目の当たりにした。そこには「いつかはSGに出る」「毎年グランプリのファイナルに名を連ねる」という文言がチラリ…。
 
 自己啓発の書籍をよく読むことが影響したという。紙に書いたら夢がかなった「夢ノート」を作成した成功者にあやかって丸野も実践。これが今年の活躍につながっているようだ。
 
 「バーに飲みに行ってそこで出会った方々とお話をするのも好きなんですよ。結構、タメになるネタが見つかるんです」
 
 ウイスキー、麦焼酎と大好きなお酒を介しても研さんを積むことを忘れない。「後悔をしない人生にしたいんですよね。だから何事にも一生懸命になりたいです」  

 25歳ながら人生をトータルで考えているとは見上げたもの。そろそろ人生の伴侶も得るころか。
 
 「結婚? いまのところはないですよ」 
 
 いまはもっと強いボートレーサーになるべく集中する。ちなみに女性のタイプを聞いてみた。
 
 「きちんとあいさつができる礼儀をわきまえている女性がいいですね。外見よりも、ほっこりとさせてくれるような性格美人が好みです」 
 
 さて、将来的にお望み通りのパートナーを得ることはできるのか。“マルノート”に書き記されているのかは知るよしもない…。充実の人生にすべくプライベートでもグッド・イメージを持ち続ける。

 ◎守田俊介が語る丸野
 昨年10月の福岡ダービーで悲願のSGウイナーとなった守田俊介が今回も地元の雄としてスタンバイ。3大会ぶりの当競走タイトル奪還を目指すが、かわいい後輩にもエールをおくる。
 
 「9月宮島周年記念で初めてG1戦で一緒になりました。しばらく見ないうちに随分と力を付けていますね。(遠藤)エミもそうやけど、丸野も滋賀支部の若手では抜けた存在。技術はなかなかのもんを持っています」
 
 素直にいまの丸野の実力を認める。天才レーサー・守田が評するのだから、説得力は十分だ。

 「こないだの宮島周年記念での初1着は自信になったやろうね。今回のびわこ周年記念では、まず5、6着を取らないようにがんばってほしい」

 びわこ記念戦ではとにかく大敗を防ぐことがいい結果を残す近道というアドバイスも忘れない。
 
 「自分も丸野たち若手から刺激をもらっていますよ。彼らに負けないように、これからも長く第一線で走れるようにしていきたいですね」 
 
 丸野や遠藤エミら地元の記念戦出場レーサーの出現を発奮材料にするだけに、守田のさらなる飛躍も期待できる。
 
 「自分は最近、波に乗り切れていないところがあるけど、“たまたま”だと受け止めています。SGに限らず、一般戦でもそうですが、いい時もあれば悪い時もある。あしたはあしたの風が吹くでいきますよ(笑い)」
 
 昨年のダービー王として今回の地元ビッグ戦では存分に意地を見せつけるつもりだ。
 
 「丸野と一回、回転ずしに行ったけど、魚アレルギーって言うんですよ(笑い)。今後、すし屋には連れていきません」
 
 回転ずしフリークの守田。魚嫌いの丸野をプライベートではリリースしたが、レーサーとしては今後、記念戦でより良き“連れ”を釣り上げたようだ。

◆先行予想

 ◎当地実績“超抜”松井1強
 断然、V候補筆頭は昨年大会の覇者・松井繁。びわこでは2節連続優勝中。また当地G1戦は5優勝と他を大きくしのいで水面相性は言うに及ばず。ライフワークとする年末のグランプリに向けてリズムアップするのに最適な場所だ。王者の“パワースポット”である湖面から大きなご加護をいただく。
 
 近況の勢いでなら菊地孝平や池田浩二の東海地区を代表するレーサーたちの好勝負も必至だ。菊地は8月の桐生メモリアルでSG優勝を決めて賞金ランク目下、トップと“快走”モード。池田はジワリジワリとリズムを上げる。少々、パワーが伴わなくても対処できるテクニックが何とも魅力的だ。当競走2010年度大会で優勝していて湖面実績も十分に備わる。
 
 強力遠征陣を迎え撃つ地元・京滋軍団の今大会の出場者は4人と少数精鋭。筆頭格は昨年の浜名湖ダービーで悲願のSGウイナーとなった守田俊介。当競走2013年度大会の覇者でもある。当地直前シリーズのキリンカップで堂々の王道V。直近に走ったアドバンテージは大いにあるか。吉川喜継、馬場貴也も地元戦はおまかせ。そして、ただいま初のG1ロードを行く地元期待の星・丸野一樹の無欲のチャレンジにも、乞うご期待だ。
 
 ベテラン勢では4月の当地プレミアムG1マスターズで準優勝を飾った平石和男の活躍にも期待がかかる。近況の優出ラッシュはすさまじい。前走の住之江G1高松宮記念でも驚異の粘りを見せて予選突破したのが印象的だった。そして、湖国巧者・長岡茂一も侮れない。9月に当地を走ったばかり。その際、うまくエンジンパワーを引き出していただけに、何とも不気味な存在とみる。太田和美、山崎智也、山口剛、篠崎元志、前田将太らも湖面実績は良好。

[ 2016年10月14日 05:30 ]

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