G1周年記念競走展望

【桐生G1赤城雷神杯】山崎智也 経験機で地元主役譲らない

[ 2015年9月15日 05:30 ]

ドリーム本命を担う山崎智也
Photo By スポニチ

 ボートレース桐生のG1「開設59周年記念・赤城雷神杯」(優勝賞金900万円)は、きょう15日開幕する。初日12R「赤城ドリーム戦」は地元・群馬の山崎智也(41)が1号艇を担う。今年の記念ロードで驚異的な勝負強さを披露し、獲得賞金はすでに1億円を突破。当地お盆開催と同じエンジンを手に入れ、調整面のアドバンテージも大きい。この地元G1で主役を譲ることはできない。

 ~お盆開催の雪辱~
 SG2VにG13V。圧倒的な強さで今年の賞金レースを独走する山崎が、満を持して地元G1に出撃する。引き当てた45号機は、8月のお盆開催でもコンビを組んだエンジン。負傷により途中帰郷となってしまったが、上位級の舟足を引き出して予選を1位で通過した。「お盆の時と同じくらい出したい。(ペラ調整の情報を書き留めた)手帳を見ながら叩いていく」。まだ前回ほどの手応えは得られていないが、桐生でのエンジン出しはお手の物。その証拠に、当地ではダントツの23Vをマークしている。本番までには調整を合わせてくるはずだ。

 「桐生周年だし優勝できるように頑張りたい」。賞金には余裕があっても今回は地元G1。ここに懸ける気持ちは誰にも負けない。昨年の58周年記念に続く6度目の同タイトル制覇に向け、まずはドリーム戦を逃げ切って弾みをつける。

 ▼中野次郎(1、6R)新ペラの影響で起こしで鳴いた。下がることはない。

 ▼久田敏之(2、11R)新ペラだが、お盆の時よりエンジンが良さそう。

 ▼浜野谷憲吾(3、9R)回り過ぎ。班では前本さんが良かった。他は一緒。

 ▼深川真二(3、11R)伸びられる感じはなかったが回り過ぎかも。行き足、回り足を求めて調整。

 ▼斉藤 仁(4、8R)悪くないが勝率考えたら行き足がもう少し欲しい。

 ▼瓜生正義(4、11R)回転を抑えてまあまあの足。ここは成績がいい。スタート合えば何とかなる。

 【12R検討】
 ~イン戦信頼~
 スタート練習で無難な動きを見せた山崎のイン戦を信頼する。峰や菊地がカベ役となるのも好材料だ。2コース戦を得意とする峰は差して2M勝負へ。菊地は全速戦で応戦だ。伸び劣勢の池田は最内差しから浮上をうかがう。外枠両者はコースが遠い。

 (1)山崎智也=特訓は峰君が良く他とは一緒。お盆開催と同じエンジン。同じようにペラを叩いたが、そこまで出ていなかった。

 (2)峰 竜太=最近のいい形にペラを叩いた。2連対率20%台の感じではない。班で行き足がいい方だし、スタートも届いていた。

 (3)菊地孝平=ペラを叩いてから足併せをして峰君より前に出た。出足が良さそう。乗り心地も悪くない。前検日とすればいい。

 (4)池田浩二=良くなかった。いいところが何もない感じ。この雰囲気からするとペラではなく本体を整備するしかなさそう。

 (5)辻 栄蔵=試運転はいいが特訓だと体感が良くない。これからペラ点検するので起こしは何とも…。スタートはつかめなかった。

 (6)吉田拡郎=過去に出ていたのを知っているエンジン。向きやスタートの足がいい。スタートは児島に似ているのでそれなりに。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る