【天皇賞・春】(3)プリュムドール 叩き上昇ムード 重い馬場でも切れ味抜群ラスト11秒1

[ 2024年4月26日 05:19 ]

和田竜二騎手を背に併せ馬で追い切るプリュムドール(手前)
Photo By 提供写真

 プリュムドールは出走メンバーで唯一、木曜追い切りを選択した。コンビを組む和田竜がまたがり、CWコースで大きくリードした僚馬のオーケーカルメン(3歳1勝クラス)を追走。馬なりのまま差を詰めていくと、直線は内から持ったままの手応えで首差先着しゴールに飛び込んだ。

 前日までに降った雨の影響でやや重の馬場コンディションだったが、ラスト1F(200メートル)は11秒1の好時計(6F84秒7)。タイムを聞いた鞍上は「そんなに出てたん!!抑えてたけど」と驚きの表情を浮かべ、「前走は重々しい感じだったけど全然、違う」と感触を口にした。2カ月半ぶりだった前走を使って、急上昇ムードが漂う。

 <前走・阪神大賞典4着から逆襲へ>ステップレースの阪神大賞典から本番で巻き返す馬は多い。舞台替わりや状態アップなど要因はさまざまあるが、大一番で高配当を演出するケースも。12年1着ビートブラック(14番人気)は阪神大賞典10着から一変。同1着のギュスターヴクライ(5着)、2着オルフェーヴル(11着)を本番で逆転した。昨年2着ディープボンドも阪神大賞典5着から反撃。同2~4着馬には先着した。

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