岸川勝也氏 ソフトB近藤は“高等テク”で右足の不安カバー

[ 2023年8月9日 05:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―9楽天 ( 2023年8月8日    ペイペイD )

<ソ・楽>6回、同点3ランを放つ近藤(撮影・岡田 丈靖)
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 【岸川勝也 視点】まだ、足が完全とは言えないのだろう。ソフトバンク・近藤はなるべく、走塁の負担を軽減させようと打球を飛ばす打ち方をしているようだ。ボールの下にバットを入れ、引っ張らないから打球が上がっていく。

 さらに自分とボールとの距離を取っているから、それだけバットを走らせることができる。そうすることでスイングスピードが上がって、飛距離が出る。6回の左翼への同点3ランは、近藤の持つ高等テクニックが詰まった一発だったように見えた。

 ただ、打線は近藤一人が頑張っている印象だ。1番も三森を定着させようとしているが、まだ、安心して任せられる存在ではない。柳町は対左投手には課題があるのは分かるが、いい打者を打線の上位に置いておくというのは一つの手だとは思う。(スポニチ本紙評論家)

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