スケボー東京五輪金・堀米雄斗 伝統の一戦で「100点」始球式 連覇目指すパリへ「諦めないで頑張る」

[ 2023年8月9日 18:00 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2023年8月9日    東京D )

<巨・神)>始球式を行うスケートボード金メダリストの堀米雄斗 (撮影・西川祐介)
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 スケートボード・ストリート男子の21年東京五輪金メダリスト・堀米雄斗(24=MIXI)が9日、プロ野球・巨人-阪神(東京ドーム)で始球式を務めた。

 同戦はオフィシャルパートナーであるナイキの冠試合「MOVE TYO」として開催され、ナイキと契約する世界トップスケーターが伝統の一戦に登場した。

 背番号7に「YUTO」と刻んだユニホームでマウンドに上がると、巨人・大城卓三捕手のミットに見事なノーバウンド投球を披露。グラブを叩き笑顔を見せると、東京ドームの観客からも大きな拍手が送られた。

 「凄く緊張した」という大役を終えた堀米は「ちゃんと投げることができてよかったです。練習ではうまくいくか不安でしたが、本番では届いてホッとしました。100点をつけたいと思います」と笑顔。そして「また機会があれば、もっと速いボールを投げるのを目指したいです」と次回登板への意気込みを語った。

 堀米は昨年6月、エンゼルスタジアムで行われたエンゼルス-マリナーズ戦でも始球式を務め、背番号7、「YUTO」のエンゼルスのホームユニホームを着用し、山なりのボールになったもののノーバウンド投球を披露した。

 この日、地元である東京都江東区の夢の島スケートボードパークで報道陣の取材にも応じた。米カリフォルニア州在住の堀米だが、12日には初の日本開催となるストリートリーグ(SLS)東京大会(東京・有明アリーナ)に出場を予定している。

 2連覇を目指すパリ五輪は早くも1年後に迫るが、出場権争いでは全体ランキングで18位、日本勢でも5番手(出場者の1カ国上限は3人)と苦しんでいる。9月にはスイス・ローザンヌで予選大会が予定されており、「まだ何戦か予選大会があるので、諦めないでパリ五輪に出られるように頑張る。常にケガが付きものの競技だが、まずはチケットを獲得したい」と話した。

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