西武・隅田 「頑張れ頑張れ隅田!」声援を力にプロ初完投初完封「うれしいですけど、ちょっと疲れました」

[ 2023年8月9日 22:09 ]

パ・リーグ   西武6―0日本ハム ( 2023年8月9日    エスコンF )

<日・西>ガッツポーズで写真に納まる隅田(撮影・高橋 茂夫)
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 西武の隅田知一郎投手(23)が敵地での日本ハム戦に登板し、プロ初完投初完封を達成した。

 「凄いうれしいですけど、ちょっと疲れました」。自己最多となる9回132球の熱投を見せた左腕は初回から飛ばした。1番・矢沢に3球続けて外角低めにカーブを投じて空振り三振を奪うと、2番・郡司に150キロの直球、3番・野村に137キロのスプリットを振らせて3者連続の空振り三振と最高の立ち上がりを見せた。

 打線は5回に源田とペイトンが連続適時打を放って3点を奪い均衡を破る。7回には「3点を貰って6-0になって最後まで投げたいなという気持ちになった」と隅田が話す貴重な追加点を外崎が満塁一掃の適時二塁打で生み出した。

 隅田は7回にも3者連続の空振り三振を奪うなど日本ハム打線に付け入る隙を与えず。8回を投げ終えた時点で117球に到達していたが、ブルペンに救援陣の姿はなくそのまま9回のマウンドへ。山野辺の失策とマルティネスにこの日初の長打となる二塁打、さらに、万波に四球を与えて2死満塁と最大のピンチを招く。しかし最後は「9回『頑張れ!頑張れ!隅田!』と言ってもらって。マウンドまで聞こえていました。力になりました」と声援も後押しして松本を三ゴロに打ち取りプロ初完投初完封を達成した。

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