巨人ついに自力V消滅 中田翔の代打2ランで一度は逆転も 延長11回、梅野の中ゴロで勝ち越し許す

[ 2023年8月9日 21:42 ]

セ・リーグ   巨人2―5阪神 ( 2023年8月9日    東京D )

<巨・神>11回途中、原監督(左)はナインを鼓舞する (撮影・西川祐介)
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 巨人は延長戦の末、首位阪神に敗れて2連敗。阪神とのゲーム差は今季最大の10と開き、開幕から99試合目でついに自力Vの可能性が消滅した。

 今季ここまでの戦績は49勝49敗1分けで、勝率5割に逆戻り。2位広島と対戦した前カードに続いて、2カード連続負け越しも決定している。

 2―2のまま突入した延長11回だった。この回から登板した5番手右腕・ビーディが先頭・森下を四球で塁に出し、大山の右前打、佐藤輝の申告敬遠などで1死満塁のピンチ。

 梅野の中前にポトリと落ちた打球で中堅・ブリンソンがバックホームせず三塁に送球してアウト(記録は中ゴロで梅野に打点1)になる間に阪神へ勝ち越しの1点が入った。さらに阪神は木浪の左中間への2点適時二塁打などでこの回一挙3点。巨人はこれで延長戦4連敗となった。

 グリフィン、ビーズリーの投げ合いで始まった試合は6回まで0―0の投手戦。巨人はグリフィンが7回に1点先制された直後のその裏、代打・中田翔の13号2ランで一度は逆転に成功した。

 だが、直後の8回、2番手右腕・鈴木康が中野に痛恨の2号ソロを浴びて2―2の同点。9回には2死一、二塁のサヨナラ機に北村拓が左飛に打ち取られて延長戦に突入していた。

 延長11回に一挙3失点した新助っ人右腕ビーディはこれで来日6敗目(0勝1S)となっている。

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