【甲子園】社・山本監督 2年連続初戦突破ならずも「努力すれば道は開けるということを証明してくれた」

[ 2023年8月9日 14:01 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会第4日   日大三0―3社 ( 2023年8月8日    甲子園 )

<日大三・社> 日大三に破れ涙する社ナイン (撮影・亀井 直樹)
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 大会第4日の第2試合では、昨夏、今春に続いて3期連続出場の社(兵庫)は0―3で2年連続19回目の出場の日大三(西東京)に敗れ、2年連続2度目の初戦突破はならなかった。兵庫県勢の初戦敗退は2018年の明石商(西兵庫)以来5年ぶりとなった。

 打線は4回まで無安打に抑えられ、5回2死から年綱皓(3年)が左前にチーム初安打。7回には1死二塁の好機をつくったが、後続が続かず、相手エース安田にわずか2安打に抑えられた。

 投げては、エース右腕・高橋大和(3年)は、140キロ台前半の直球を中心にした強気の投球を展開。得点圏に走者を背負いながらも、粘り強く投げて7回途中まで3失点の好投を見せた。

 昨夏は、1回戦で県岐阜商(岐阜)に10―1で勝利し甲子園初勝利を挙げたが、2回戦で二松学舎大付(東東京)に5―7で惜敗。今春の選抜は初戦で海星(長崎)に1―5で敗戦し、今夏に3期連続で甲子園に出場。試合後、山本巧監督は「勝てなかったことは悔しい。たくさんの応援ももらったので恩返ししたかった」と第一声。「日大三の安田投手は非常に丁寧に投げていた。球数が増えたところで捉えたいと思っていたんですが、チャンジアップだけでなく直球もうまく捉えることができなかった」と振り返り、「投手陣は本当によく投げてくれた。春の悔しさからしっかりと練習してきてくれた。このチームは1人1人は凄い力を持った選手はいないけれども、みんな努力をして厳しい兵庫大会を突破してくれた。努力すれば道は開けるということを証明してくれた」と選手を称えていた。

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