ヤクルト 期待の新人の躍動で3連勝! ドラ5北村「満塁弾がプロ初安打」は56年ぶり3人目の快記録

[ 2023年8月9日 21:14 ]

セ・リーグ   ヤクルト11ー5広島 ( 2023年8月9日    神宮 )

<ヤ・広>3回、北村が満塁ホームランを放つ(撮影・篠原岳夫)
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 ヤクルトのドラフト5位ルーキー・北村恵吾内野手(22=中大)が、満塁弾で記録したプロ初安打初本塁打を含む6打点の活躍でチームを3連勝に導いた。新人の6打点は2016年9月14日の日本ハム戦(札幌D)で吉田正尚(オリックス)がマークして以来、7年ぶりの快挙となった。

 力強く打線をけん引した。0-0の2回1死三塁、先制の右犠飛を放ち、プロ初安打より早く初打点をマークすると、完全に勢いに乗った。

 4-0の3回1死満塁。広島先発・森の初球、136キロのチェンジアップを思い切り振り抜くと、打球は一直線に左翼スタンドへ。プロ初安打初本塁打となる1号満塁弾で完全に試合の流れを自軍へと引き寄せた。「満塁だったので、犠牲フライでもいいという気持ちで、初球から甘い球を積極的にいこうと思っていた。最高の形になった」と興奮気味に振り返った。

 新人がプロ初安打で満塁本塁打をマークしたのは、1956年の米田哲也(阪急)、1967年の槌田誠(巨人)に続き、プロ野球史上3人目。実に56年ぶりの快挙を成し遂げてみせた。

 球史に名を残しても、まだまだ勢いは衰えない。9-1の5回1死三塁、広島2番手・河野のカットボールを中前に運び、この日6打点目をマーク。新人としては7年ぶりとなる1試合6打点となった。

 打線は新人に引っ張られるように、今季6度目の2桁得点となる11得点で快勝。新人の躍動が原動力となった。

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