新家スターズの「1番・捕手」宮本攻守で大勝貢献 元オリックス・庄司コーチ指導で急成長

[ 2023年8月9日 04:30 ]

高円宮賜杯第43回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント第3日3回戦   新家スターズ7―1宮崎鷹黒スポーツ少年団 ( 2023年8月8日 )

<宮崎鷹黒スポーツ少年団・新家スターズ>3安打をマークした宮本
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 神宮など都内4球場で3回戦8試合が行われた。昨年3位の新家スターズ(大阪)は投打がかみ合って7―1で宮崎鷹黒スポーツ少年団(宮崎)に快勝。接戦を制した大里シャークス(沖縄)などとともに準々決勝進出を決めた。

 1番で捕手。重要なポジションを担う宮本一希(6年)が攻守で輝いた。初回は二塁打で出塁し、その後に先制のホームを踏むと2回1死満塁でも中越えに2点二塁打。4回も左前打と計3安打に「気持ち良かった」と笑った。守備でも5回途中までマスクをかぶり投手陣も引っ張った。

 昨冬、50メートル走7秒0のチーム一の俊足と強肩を見込まれ、千代松剛史監督からリードオフマンと守備の要を任された。捕手は人生初で不安もあったが、元オリックスの捕手だった庄司龍二コーチの指導で急成長。「右足の踏み出し方を習ったらスローイングが安定してきた」と感謝する。

 昨年は準決勝で優勝した中条ブルーインパルスに2―3の惜敗。「今年は優勝しかありません」。宮本がナインの思いを代弁した。(伊藤 幸男)

 <大里シャークス・当江「ヘビのように」V打>大里シャークスは4―4の6回2死二塁から当江塁己(5年)が決勝の右越え二塁打。「ヘビのようにしつこく打てました」と独特の表現で喜びを語った。6回守備は無死一、三塁からスクイズ阻止、遊ゴロ併殺で逃げ切ったとあり、宮城政一監督も「ウチは“しつこさ”がチームカラーですから」とナインを称えた。

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