オリ“ウルトラC”で首位独走 森・右翼、捕手・若月、DH・セデーニョ 今季最大6差、貯金も最多21

[ 2023年8月9日 05:00 ]

パ・リーグ   オリックス2―0ロッテ ( 2023年8月8日    ZOZOマリン )

<ロ・オ13>3回1死二塁から森は中堅・藤原がボールを見失うタイムリー三塁打(撮影・長久保 豊)
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 いよいよ独走態勢が整った。オリックスは2位・ロッテとの直接対決で左太腿裏を痛めていた森が復帰し、西武時代の16年以来7年ぶりの右翼で先発。負傷した7月1日の日本ハム戦以来の出場となった背番号4が、適時三塁打を放つなど完勝し、今季最多の貯金21、2位と同最大の6ゲーム差に広げた。

 「復帰できて良かったし、何より勝てたのが良かった。(外野守備は)めちゃくちゃ緊張しました。終始、緊張しました」

 28歳の誕生日に復帰し、照れ笑いを浮かべた。飛球を処理したのは5回の佐藤都の右飛のみながら、4回には中村奨の右翼線へのファウルにスライディングキャッチも試みた。「出られるなら何番打ちたいとか、どこを守りたいとかはない」。3回1死二塁では中飛と思われた打球を藤原が見失う幸運な三塁打で、復帰後初安打&打点もマークした。

 復帰戦からサプライズ起用するのが中嶋監督らしい。捕手には攻守両面で安定したプレーを続ける若月がおり、DHはセデーニョが台頭。森を含めた3人を併用する“ウルトラC”案が、外野起用だった。

 「全然、大丈夫。もし今日、風が強かったら(外野で)行っていなかったかもしれないけど。こういうオプションは絶対あるなと思っていたんで」

 投打の役者がそろい、采配もさえる。3連覇へ視界良好だ。(山添 晴治)

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