阪神・西純 5勝目に菅野からタイムリーも2被弾に反省「中継ぎの方に申し訳ない」

[ 2023年8月9日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―6巨人 ( 2023年8月8日    東京D )

<巨・神>3回、西純は中前適時打(撮影・小海途 良幹)
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 6回4安打4失点で5勝目を手にした。それでも試合後の阪神・西純に、笑顔はなかった。勝ち星の喜びを、2被弾の反省が上回ったからだ。

 「結果的にこういう結果になってしまった。中継ぎの方に申し訳ない気持ちが大きい」

 まずは5点リードの4回だ。2死から5番・大城卓に四球を与えると、続く長野に甘く入ったツーシームをバックスクリーン左へ運ばれた。さらに3点リードの6回には、1死一塁から4番・岡本和に甘く入ったフォークを左翼席へたたき込まれた。楽勝ムードが一転…。だから反省の弁が口をついて出た。

 投球面では課題を残したが、打撃面ではこの日も持ち味を発揮。2―0で迎えた3回2死一、三塁では菅野から中前適時打を放ち、自らを援護した。これで今季の得点圏打率・385(13打数5安打)。「沢村賞を獲られている投手から、打てたのは良かった」と、うなずいた。

 何はともあれ、これで東京ドームでは通算4戦3勝無敗。「また頑張ります!」と気持ちを切り替え、足早に引き揚げた。(石崎 祥平)

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