西武・渡部「カメラマン席に飛び込んでケガした」大学時代ハマスタで見せた執念 プロでも健在

[ 2023年6月6日 05:30 ]

交流戦   西武6―4DeNA ( 2023年6月5日    横浜 )

桐蔭横浜大時代、横浜スタジアムの三塁側カメラマン席に飛び込んだ渡部(撮影・柳内 遼平)
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 西武・渡部の試合後のインタビュー。横浜スタジアムについて「カメラマン席に飛び込んでケガをした。その記憶しかない」と語った言葉に、衝撃の光景がフラッシュバックした。

 20年11月、関東地区大学野球選手権決勝。西武にドラフト1位指名されたばかりの桐蔭横浜大・渡部が打球を追って三塁側カメラマン席に向かってきた。1メートル76、112キロ(当時)の巨体がカメラを構えた記者に一直線。ファインダーの中で大きくなる姿に心の中で「止まってくれ!」と思った。結局、命の次に大事なスコアブックを置いて逃げると「ズシン!」と衝撃音。頭から突っ込んだ渡部はピクリとも動かなかった。

 静まりかえる場内。だが1分後に起き上がり、試合に復帰した。一つのプレーに執念を燃やす。その姿勢はプロでも健在だ。(アマチュア野球担当・柳内 遼平)

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