タイガース川柳2023（6月第1週週間賞＆5月月間賞）

タイガース川柳
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　＜月間賞＞

独り勝ち　してはセ界の　為ならず
（千葉県木更津市　安田　清一）

　＜週間賞＞
セレモニー　余韻の中の　三塁打
（富山県富山市　石黒　義朗）

　＜佳作＞
虎四番　なんか頼もし　なってきた
（京都府京丹後市　金森　恵里）

村上の　悪夢を拓夢が　打ち落とす
（大阪府大阪市　住吉　正義）

完封や　佐々木やないで　才木やで
（大阪府摂津市　前川　照男）

アレ信じ　自称オーナー　星へ逝く
（大阪府堺市　石河　健二）

　【講評】
　選考委員長・成瀬國晴（イラストレーター）

　先週から交流戦に入った。

　その5月30日、西武戦が始まる前の田淵幸一氏野球殿堂入りセレモニーの余韻がまだ残っている初回、いきなり近本、中野選手に連続三塁打が出た。

　すかさず石黒義朗さんもクリーンヒットだ。

　確かに金森恵里さんが詠むように「夏の大山」が頼もしくなってきた。

　3日の初回3ランに続き、4日はセ・パNo・1投手の佐々木朗希投手から6回に決勝打となる見事なタイムリーヒットを放った。

　世界に通用するあんなフォークボールを、ね、さすが虎の四番。

　「そらそうよ」と通算600勝以上の岡田監督も目尻を下げていたね。

　30日の西武戦に先発し8回4安打1失点で5勝目を挙げた村上投手。

　2年前、同じ球場で3回途中KOされた悪夢を近本、中野両選手の連続三塁打で雪辱を果たした住吉正義さんの「打ち落とす」がいいね。

　4日は佐々木朗、才木両投手の息詰まる投手戦だった。

　前川照男さんが詠むように才木投手が9回3安打、自己最多の12奪三振で4勝目を挙げた。

　この日は“Family　With　Tigers　Day”でグリーンユニホームを着て戦った。

　阪神選手会と球団の思いを込めたイベント通り、虎ファンはみんな笑顔の日となった。

　2日、虎ファンの漫才師・元タレントの上岡龍太郎さんが歯を没した報があった。

　22年間共に過ごした私も石河健二さんの詠むようにアレを信じて逝ったと思っている。

　月間賞は安田清一さん。

　▽応募方法　〒530―8278　スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールは[e-mail]、ファクスの場合は（電）06（6346）8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は11日必着。掲載は13日。