巨人・鈴木康平「すごく楽しかった」　トレード相手の広岡を中飛　凱旋登板で1回3者凡退、2奪三振

交流戦   巨人1―2オリックス （ 2023年6月6日    京セラD ）

＜オ・巨＞　8回無死、鈴木康は広岡を中飛に打ち取る（撮影・大森　寛明）
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　巨人の鈴木康平投手（29）が6日のオリックス戦（京セラドーム）の8回に4番手で登板。古巣との対戦で1回を3者凡退に抑えた。

　5月17日に広岡とのトレードで巨人に移籍。1カ月もたたずに古巣での登板機会が来た。1―2の8回にトレード相手となった広岡をカーブで中飛に抑えると、茶野を155キロ直球で空振り三振、中川を141キロスライダーで空振り三振に打ち取った。

　「結果的には良かったですね。なんかすごい新しい気持ちというか複雑な気持ちというか、でもすごく楽しかったです」と鈴木康。試合前にはかつてのチームメートとも再会した。「感情的にもいいなという感じもあったんですけど、もうチームも別々なので、もうお互いに頑張りましょうということで選手には話しました」。感傷的な思いは封印して腕を振った。

　これで3試合連続無失点。「内容的には良かったですけど、これを長くつなげないと。せっかくこうやって巨人にトレードさせてもらったんで、そこで巨人で結果を出すことが恩返しになるので、これをできればいいなと思います」と次を見据えた。