ブルージェイズ・菊池 千賀と夢対決 10年前の誓いが実現し「凄く楽しめた」

[ 2023年6月6日 02:30 ]

インターリーグ   ブルージェイズ6―4メッツ ( 2023年6月4日    ニューヨーク )

<メッツ・ブルージェイズ>メジャーで初対決となったブルージェイズの菊池(右)とメッツの千賀(ロイター/USA TODAY)

 ブルージェイズの菊池が5回4安打2失点と好投。メジャーで初めて投げ合った千賀に先輩の貫禄を示した。勝敗こそ付かなかったが、最速96・9マイル(約156キロ)の直球とスライダーを軸に8奪三振。千賀との投げ合いは日本では1勝1敗で、13年の球宴では「いつかメジャーに行く」と語り合ったという。10年前の夢が実現し「凄く楽しめた」と喜びを口にした。

 日本投手の先発での投げ合いは19年8月27日のヤンキース・田中(現楽天)と菊池(当時マリナーズ)以来、4年ぶり17度目だった。「プレッシャーというより楽しみだなという準備の仕方ができた。5年間やってきて、ゆとりが出てきた」。自身の成長も感じ取ることができた、印象深い一日となった。(杉浦大介通信員)

 ≪千賀2回2/3KO≫初の中4日で登板したメッツ・千賀は、自己最短の2回2/3を4安打4失点でKOされた。「体の状態は悪くなかった」と言うが「変化球を見送られる場面が凄く多かった。対策されているな、という印象」。見切られた結果、5四球を与えるなど苦しいマウンドとなった。本拠地は過去5試合で防御率1・20と得意にしてきたが、4失点もワースト。報道陣からは登板間隔についての質問が相次ぐも「このリーグは中4日が通常。そこで投げるために来た」と言い訳はしなかった。

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