ソフトB・モイネロ　史上2人目、複数回3者連続3球三振　圧巻投球も「スピードはいつも通りよ」

交流戦   ソフトバンク2ー1DeNA （ 2023年6月6日    ペイペイD ）

ソフトバンクのモイネロ
Photo By スポニチ

　ソフトバンクのリバン・モイネロ投手（27）が自身2度目の大記録を達成した。6日のDeNA戦（ペイペイD）の9回から4番手として登板。先頭の代打・大和から3者連続3球三振を奪った。3者連続3球三振は2018年5月16日楽天戦（楽天生命）で自身が記録して以来、5年ぶり20度目。複数回記録したのは1954、57年の梶本隆夫（阪急）以来、史上2人目となった。

　付け入るスキを与えなかった。先頭の代打・大和を直球、カーブで簡単に追い込むと外角チェンジアップで空振り三振。佐野、関根の左打者は直球で追い込み、最後はスライダーを選択し、バットを空を切らせた。

　直後のサヨナラ勝利を呼び込む完璧な投球に左腕も満足げだ。「カラダが強いからね。コントロールだけいい」と笑顔を見せ、直球の最速は156キロを計測したが「スピードはいつも通りよ」とクール。そのうえで、大記録達成の要因を「変化球よかったね」と振り返った。

　モイネロは今季2勝目をマーク。チームは今季5度目のサヨナラ勝ちで連勝し、貯金を今季最多タイの6とした。この日の試合に限らず、今後の戦いにも勢いを持たせる圧巻の投球だった。