前阪神監督・矢野燿大氏 自分なら侍4番・村上を外すか?「栗山さん悩まれているんじゃないかなと」

[ 2023年3月13日 20:52 ]

前阪神監督の矢野燿大氏

 前阪神監督・矢野燿大氏(54)が13日、MBSの情報番組「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)に出演。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンドを4連勝で突破した日本代表について語った。

 打線好調で快勝続きの日本だが、不安なのは4番の“村神様”こと村上。ここまで14打数2安打の打率・143と低空飛行が続く。「矢野さんがもし監督ならどうしますか?」というテーマになると、矢野氏は「栗山さんも悩まれているんじゃないかなと思うんですけど、僕なら一端、4番は外すかなと。どうしても、大谷くんの後はプレッシャーがかかるんです。(目の前で大谷が)申告敬遠とかされて、余計に力むんです。それでいうと、吉田くんがめちゃくちゃ状態が良いので4番に上げて、村上くんを6番ぐらいで。僕なら牧くんを5番に使うかな」と、打線改造プランを話した。

 前日のオーストラリア戦で1安打はしたものの、「本来はすごい打者。それが今は自分の打撃ができていない。6番でもプレッシャーはかかるんですが、4番よりはちょっと自由に打てるかな。今後に向けてもいいのかな」と、矢野氏は村上をプレッシャーから解放することも浮上のきっかけになると話した。

 特に3番・大谷が好調なだけに、4番を誰が打つかはカギ。矢野氏は「普段なら“俺が打ったるわ”といけるけど、今は状態が悪いので(申告敬遠されると)力みになる。打っている形も今は全然タイミングも良くない」と村上本来の打撃ではないと解説。16日の準々決勝からは一発勝負のトーナメント戦となるだけに「今は吉田くんがカバーしてくれているんですが、もう負けられない、絶対に勝つとなったら、代えるんじゃないなかと思っているんですけど」と、栗山監督の心中を想像していた。

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