【WBC】歴史的大敗の中国・リロイ監督も「日本の方々、ありがとうございました」0勝4敗でB組5位

[ 2023年3月13日 22:40 ]

WBC1次ラウンドB組   中国―韓国 ( 2023年3月13日    東京D )

<中・韓>5回、楊普が三振に倒れ、コールド負けにガックリの中国ベンチ (撮影・西川祐介)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は13日、日本が4戦全勝で1位突破した1次ラウンドB組の最終戦、中国―韓国が東京ドームで行われた。中国は5回まで毎回の22失点と10四球の投手陣が乱れ、大会史上2度目となる5回コールド負けを喫した。0勝4敗で今大会の幕を閉じた。

 リロイ監督は大会史上2度目となる5回コールド負けを喫した試合後に「非常に残念な結果になりました。ここに来る前にミーティングしたが、道のりを振り返って結果はこうだった。結果を受け入れるのは痛みが伴う」と悔しさをにじませた。

 しかし「チームチャイナが大好き。大会は終わるが、中国、日本メディアの方々が我々を扱っていただいた。ありがとうございました。中国の方々、誠にありがとうございました。今日は大敗でしたが、3試合は良い試合ができたと思う」と必死に前を向き、感謝の言葉を口にした。

 最後に試合を総括し「0勝4敗と言うことだが、数字では表すことができないストーリーがあった。23年大会には多くのエキサイトメントがあった。グローバルに広がりがあった。多くの方がコロナを経て参加してくれた。0勝4敗は今の私たちを表せる数字だとは思いません。成長を止めないこと。合宿から大きな成長を遂げてきた。この成長を続けること、それだけです。トーナメントでは非常に良い戦いができた。今日の試合のように悪いこと、修正点も山積みです。その先に中国野球の未来はあります」と未来への期待を示した。

 次大会は予選からの参加になるが、今大会の悔しさ、経験を糧にリロイ監督が目指すゴール「野球競技を中国でメジャースポーツにすること」を追い求めていく。

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