【WBC】5度目出場で初!豪州がチェコ討ちB組2位突破 韓国は最終戦前に3大会連続1次R敗退決定

[ 2023年3月13日 15:11 ]

WBC1次ラウンドB組   オーストラリア8-3チェコ ( 2023年3月13日    東京D )

<チェコ・オーストラリア>7回、ウェードの勝ち越し適時二塁打に盛り上がるオーストラリアベンチ(撮影・村上 大輔)
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組、オーストラリア-チェコが13日、東京ドームで行われた。6回まで1―1としびれる展開が続いたが、7回にウェードが勝ち越しの2点適時二塁打を放ちオーストラリアが勝利。B組2位となり、5度目の出場で初の1次ラウンド突破を決めた。この結果、ナイターでの中国戦を残している韓国の3大会連続の1次ラウンド敗退が決まった。15日に行われる準々決勝(午後7時、東京D)ではA組1位のキューバと対戦する。

 初回のホールの先制ソロ以降、ホームが遠い。緊張感漂う1―1で迎えた7回。先頭の3番・グレンディニングが左前打で出塁。4番・ジョージが倒れた後、5番・ホワイトフィールドがしきゅを選び1死一、二塁とチャンスをつくった。6番・ウィングローブが三振に倒れ打席に入った7番・ウェード。2ボール1ストライクの4球目を右翼に運んだ。待望の勝ち越しとなる2点適時二塁打。ベンチ前は歓喜のハイタッチに沸き、値千金の一打を放ったウェードは二塁ベース上で両手を上げ雄叫びを上げチームを鼓舞した。

 勝たなければ…。重圧から解き放たれたナインは8回には四球と3連打でさらに3点を追加した。

 しかし、諦めないチェコに8回に3連打をお返しされ2点を失った。6―3で迎えた9回に2点をダメ押し。8-3で迎えたその裏、1死満塁と粘るチェコ打線を最後はケネディが何とか抑え、しびれる戦いに終止符を打った。初戦で韓国との激闘を制したナインが、ついに歴史の扉をこじ開けた。

 オーストラリアは2006年の第1回大会から出場しているが、1次ラウンド突破は今大会が初めて。中日で「ディンゴ」としてプレーしたデービッド・ニルソン監督もナインと興奮しながら勝利を喜んだ。

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