阪神・岡田監督 復帰後初の巨人戦で白星 大学時代のライバル・原監督と08年以来の対決

[ 2023年3月13日 05:15 ]

オープン戦   阪神5―3巨人 ( 2023年3月12日    甲子園 )

<神・巨>笑顔でナインを出迎える岡田監督(撮影・北條 貴史)
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 阪神・岡田監督が復帰後初の巨人戦に競り勝ち、伝統の一戦の“前哨戦”を白星で飾った。虎の指揮官として1学年下で大学時代からライバル関係にある原監督と対峙(たいじ)するのは08年以来。静かに火花を散らした。

 「向こうも岡本(和)とか大城(卓)とかもいないし、今年の印象というか。それはちょっと分からへん、この時期にな」

 両軍とも一部主力が侍ジャパンに選出されていることもあって印象など多くは語らない。6回に制球難の堀岡をマウンドで叱責した敵将とは対照的に、どっしりとベンチの定位置に座って最後まで戦況を見守った。

 22日には敵地・東京ドームで13年ぶりのオープン戦を予定。13ゲーム差を逆転された08年の最終決戦の地を踏みしめれば、次のスイッチが入りそうだ。(遠藤 礼)

 〇…岡田監督が原監督と同時期に指揮を執ったのは06~08年(阪神)、10~12年(オリックス=交流戦のみ)の6シーズンで、通算対戦成績は岡田監督が41勝40敗1分けで勝ち越し。ただ、この間の阪神監督での順位は2位→3位→2位。一方、巨人は06年こそ4位でも07、08年は連覇した。特に08年は7月9日時点で阪神が巨人に13ゲーム差をつけ、同22日にはマジック46を点灯。以降は追い上げられ、10月8日の直接対戦に破れて2位に陥落。岡田監督としては05年以来の優勝を逃した。

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2023年3月13日のニュース