武田一浩氏 ブチ切れ契約更改の真相激白 怒りの理由は金額ではなく…「じゃ帰りますって言ったら」

[ 2023年3月13日 19:07 ]

武田一浩氏(2017年撮影)
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 日本ハム、ダイエー(現ソフトバンク)などで活躍した野球解説者の武田一浩氏(57)が9日深夜放送のテレビ東京「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」(木曜深夜1・00)にゲスト出演。“バッグ投げつけ”で大きな話題となった1991年の契約更改の真相を語った。

 91年シーズン、日本ハム入団4年目の武田氏は41試合に登板して4勝8敗18セーブ、22セーブポイントをマークし、最優秀救援投手のタイトルを獲得した。前年からの年俸大幅アップを期待したが球団の提示額は予想を下回る金額。サインを保留した武田氏は記者室に姿を表すと、窓のブラインドへ自らのセカンドバッグを投げつけて大荒れ。「もうやめますよリリーフ。冗談じゃない!タイトル取っても何も考えてくれないんだもん」などと怒りをぶちまけた。

 番組MCのお笑いコンビ「サンドウィッチマン」伊達みきおが「あんな契約更改見たことない」と振り返るほどの“伝説の更改”。武田氏は「前の年(90年)に初めてリリーフやって10勝5敗13セーブだった。“次の年やったら(年俸)上げてあげるから今年は我慢してくれ”と言われて次の年行ったら、3100万円から4200万円。それでもう話にならないと。5000万ぐらいって思ってました」と具体的を年俸も明かし、「じゃ帰ります。考えてきますって言ったらすぐ500万上がったんです。それにブチ切れたんです」と怒りの本当の理由を語った。

 MCのサンドウィッチマンとナイツが「なるほど」と納得する中、「ふざけんなと。最初から4700万のスタートじゃないのか、というのでだいぶ頭にきたんです」と武田氏。それでも「こないだそのVTR見て反省しました」と30年以上経った素直な心境を明かし、「今は下交渉があるのでああいうのが出ないだけなんです。昔はそういうのがなくて」と契約交渉の変化を語った。

 当時は救援投手の評価が低く「先発に行かないと給料が上がらない」時代。武田氏は「僕らが暴れたじゃないですか。その後で佐々木(主浩)が出現して、魔神がリリーフのイメージを上げてくれた」と振り返っていた。

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