ベネズエラ V候補・ドミニカ共和国に逆転勝ち ベテラン・ペラルタが勝ち越し打

[ 2023年3月13日 02:30 ]

WBC1次ラウンドD組   ベネズエラ5-1ドミニカ共和国 ( 2023年3月11日    マイアミ )

適時打を放ちガッツポーズするベネズエラのペラルダ(AP)
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 1次ラウンドC組とD組が開幕。D組は、ベネズエラが13年大会の覇者で優勝候補のドミニカ共和国に逆転勝ちした。殊勲は9番打者のペラルタ。このオフにドジャースに移籍した35歳の伏兵は、自身初のWBCで「国を代表して、こんなにエキサイティングな雰囲気で戦ったことがなかった」と燃えた。昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたアルカンタラから4回に勝ち越し適時打を放つなど2安打3打点。試合前の打撃練習で好調ぶりを見て取ったオマル・ロペス監督にスタメンに抜てきされた。

 上位打線は最多安打のタイトルを4度獲得した1番アルテューベ、21年に大谷と争って本塁打王に輝いた4番S・ペレスら、ドミニカ共和国に引けを取らない。プエルトリコを含めた強豪3チームがひしめく「死の組」で好スタートを切った。

 <ドミニカ共和国 アルカンタラが4回につかまった>絶対的な信頼のもと送り出されたマーリンズのエース右腕アルカンタラが4回につかまり、2点を勝ち越された。球が走らず、メジャー開幕前の調整の難しさが浮き彫りになった。パドレスの主砲で3番のマチャドが無安打に終わるなど、強力打線も初回の1点のみ。ロドニー・リナレス監督は「起きたことはしょうがない。次の試合に目を向ける」と切り替えを強調した。

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