【ラグビーW杯】“不死鳥”リーチ・マイケル、4年後も「チャレンジしていきたい」 代表継続へ意欲

[ 2023年10月9日 03:40 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本27―39アルゼンチン ( 2023年10月8日    ナント )

<日本・アルゼンチン>無念の敗戦、抱き合う姫野(左)とリーチ(撮影・篠原岳夫)
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 日本は1次リーグ最終戦でアルゼンチンに27―39で敗れ、D組3位が確定した。2大会連続、海外大会では初となる8強入りならず。フランカーのリーチ・マイケル(35=BL東京)は自身4度目のW杯を終え、4年後へ再スタートを誓った。

 全力を尽くしたが、壁は高く、厚い。リーチは試合を終えると、取材エリアで充実の表情を見せた。「(力を)出し切って、この結果」。後悔も言い訳も口にしなかった。

 敗因は日本が課題とする終盤の戦い方だ。20―29から後半25分にWTBジョネ・ナイカブラ(BL東京)のトライ、同27分にSO松田力也(埼玉)のコンバージョンで2点差に迫ったが、そのわずか1分後にトライを許してしまう。同35分にはPGで失点。リーチは「60(後半20)分までは接戦でできる。最後の20分をどうコントロールしていくかが一番の壁」と振り返った。

 ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチと歩んだ約7年間の旅路が終わった。「ジェイミーが残したレガシーは大きい」とリーチ。試合後には、指揮官とこれまでの振り返りを話したという。自身は7日で35歳となり、4年後の27年オーストラリア大会は39歳だ。それでも、20年に計6カ所を手術しながら完全復活を遂げた不死鳥。「まだまだチャレンジしていきたい。リーグワンでいいパフォーマンスをして選ばれたら(代表活動に)行きたいし、選ばれなかったら、もう自分ではコントロールできないこと」。その視線は4年後に向けられていた。

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