女王・安井友梨が涙の4連覇! ボディービル・グラチャン・ビキニフィットネス部門 次は悲願の世界一挑戦

[ 2023年10月8日 13:13 ]

「グランドチャンピオンシップス 2023 ビキニフィットネス」に出場した安井友梨(撮影・猪俣 健)
Photo By スポニチ

 ボディービルの「フィットネス ジャパン グランドチャンピオンシップス 2023」が8日、東京・江戸川区総合文化センターで開催された。(9日に「スポニチ筋肉チャンネル」で大会の速報動画をアップ予定)

 各階級のトップ選手たちがオーバーオール(無差別級)で筋肉美を競い合い、20人が出場したビキニフィットネスでは、安井友梨(39=ゴールドジム名古屋金山)が大会4連覇を飾った。

 今年は、苦難を乗り越えての頂点だった。優勝者として名前が呼び上げると、安井は両手で顔を抑え、目からは涙があふれた。

 8月19日、ジムのロッカーから15キロのトレーニング器具が左足に落下。左足親指を直撃して粉砕骨折し、医師から「全治には1年かかる。しばらく(競技時の)ヒールを履くのは無理だろう」と言われた。しかし、3週間後に、7連覇中だったオールジャパンが迫っていた。手術を回避することを決断し、懸命のリハビリと治療でて大会に強行出場。痛みに耐えながらも見事に8連覇を達成した。

 その後も治療とリハビリを続けつつ、今大会に向けて激しい減量、トレーニングを積んで自身を追い込み、栄冠を勝ち取った。

 次は国際舞台に臨む。昨年10月に韓国で開催されたIFBB世界フィットネス選手権のビキニフィットネスで2年連続の準優勝で銀メダルを獲得。現在、39歳で来季以降のことは考えていない。

 13~15日にスペイン・マドリードで開催されるアーノルド・クラシック・ヨーロッパ2023にエントリー。その先には、IFBB世界フィットネス選手権(30日開幕、スペイン・サンタスザンナ)が待っている。今季は、悲願の世界一にチャレンジすることを公言してきた。ケガを乗り越えて心身とも強さを増し、満を持して世界の頂点を狙う女王は「アーノルドでは4部門すべてで1位を目指します」と力強く誓った。

◆安井友梨 主な優勝歴
JBBF オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス 2016-2023年に8連覇
JBBF フィットネスジャパングランドチャンピオンシップス 2020-2024年に4連覇

▽ビキニフィットネス部門上位成績

優勝 安井友梨(39=ゴールドジム名古屋金山)
2位 ダンシーあずさ(33=ゴールドジムサウス東京)
3位 小倉あれず(26=Akiボディビル同好会)
4位 長瀬陽子(46=ゴールドジムサウス東京)
5位 佐野愛美(34=ゴールドジム八王子東京)
6位 廣中れな(33=MAXジム)

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年10月8日のニュース