【ラグビーW杯】ミスから一瞬の隙突かれ、スーパートライ…ジェットコースター展開「ドキドキ止まらん」

[ 2023年10月8日 20:52 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―アルゼンチン ( 2023年10月8日    ナント )

<日本・アルゼンチン>前半、ファカタヴァがトライ(撮影・篠原岳夫)
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 世界ランキング12位の日本は、同9位のアルゼンチンとベスト8をかけて対戦。ともに2勝1敗、勝ち点9で勝った方が決勝トーナメント進出となる大一番に臨んだ。

 8強を懸けた大一番。開始2分でいきなりアルゼンチンに得点を許す苦しい立ち上がりとなった。ラインアウトからモールで前進を許すとアルゼンチンの速いパス回しから、中村がタックルを外され、最後はサンティアゴ・チョコバレスに一気に中央突破されトライを決められた。開始早々、スタジアムに響き渡った悲鳴と大歓声。キックもエミリアノ・ボフェリに難なく決められ7点のリードを許した。

 しかし、下を向かない日本。開始16分、ファカタヴァが左サイドを駆け抜けキック。ナイスバウンドしたボールを自らキャッチすると、そのまま抜け出し笑顔で中央付近まで独走。今大会3つ目のトライを決めた。松田がきっちりコンバージョンゴールも決め同点に追いついた。

 同点の開始23分、攻勢をかける日本が勝負に出た。松田がドロップゴールを狙ったが、完璧に体でチャージされ失敗。その後、松島がハイパントを仕掛けたが、落下点でのタイミングで競り負け、堀江のタックルミスも重なり、一瞬の隙を突かれて2トライ目を奪われ再びリードを奪われた。

 ミスからの失点が続いたが、前半終了間際には斎藤直人が気迫のトライを決め、松田もきっちり。14―15で前半を折り返した。

 ジェットコースターのような目まぐるしい展開にSNSでも「ドキドキが止まらない」「息ができない」「勝て!」など感情をあらわにしたコメントが上がった。

 日本は勝てば2大会連続、海外大会では初の8強入りとなる。引き分けの場合は4トライ以上が必要だ。フランカーのリーチ・マイケルは35歳の誕生日を迎えた7日に「海外でベスト8のチャンスをものにすることは新しい歴史になる。楽しみにしている」と、日本ラグビー界のターニングポイントに位置付けた。

 決勝トーナメントに進出した場合は、日本時間15日午前零時にC組1位のウェールズと対戦する。

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