【ラグビーW杯】最高視聴率男・追加招集の山中4年前の再現狙う「勝利に導きたい」

ミニゲーム中にラブスカフニの横で叫ぶ山中（右）（撮影・篠原岳夫）
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　最高視聴率男が4年前の再現を狙う。

　追加招集から初のメンバー入りを果たしたFB山中は、同じ88年生まれのリーチと並んで会見場に登壇。ド派手な金髪とは裏腹に、落ち着いた口調で「この2カ月、いろんなことがあった。メンバーに入って凄くワクワクしているし、自分の全てを出し切るだけ」とキックオフを心待ちにした。

　スコットランドと対戦した19年大会の1次リーグ最終戦で、最後にボールを蹴り出して史上初の8強入りを決めたのが山中だった。関東地区ではそのシーンで53・7％の瞬間最高視聴率を記録。アルゼンチン戦は日本時間で日曜日の午後8時開始とあって、今回も高視聴率が確実。「出た時はチームは勝っている状態で、最後に締めるだけがベスト」とイメージもできている。

　一度は幕を閉じたはずのラグビー人生第2章で巡ってきたチャンス。日本は今大会でラスト20分の失点が多いだけに、リザーブのパフォーマンスは勝敗の鍵を握る。「役割を果たし、勝利に導きたい」。どん底からはい上がった男の目は燃えている。