【ラグビーW杯】35歳リーチ 敗退も視線は次へ「帰って反省して、もう一回前向きに考えて準備したい」

[ 2023年10月8日 22:23 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本27ー39アルゼンチン ( 2023年10月8日    ナント )

<日本・アルゼンチン>アルゼンチンに敗れて敗退が決まり、抱き合う姫野(左)とリーチ(撮影・篠原岳夫)
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 世界ランキング12位の日本は同9位のアルゼンチン戦に敗れD組3位が確定。フランカーのリーチ・マイケル(35、BL東京)は先発でフル出場し、日本代表歴代単独最多のW杯出場数を17に伸ばしたが、2大会連続、海外大会では初となる8強はならなかった。

 試合後、リーチは「全力を尽くした。準備も良かったし。でも相手の方が強かった。それがラグビー」と悔しさを押し殺しながら話した。

 ノーサイドのホイッスルを聞いた後、しばらく動くことができなかった。「まだ大きな壁。まだまだ乗り越えないといけないっていうのは今日感じましたね」とその時の心境を語った。

 そして前回大会からの4年間を振り返り「ここまでの道のりは楽しかった。最後の最後にみんなに結果を届けられなかったのは残念ですけど、どんな結果でも応援してくれたファンに本当に感謝しています」と話した。

 最後に「日本のラグビーはここで終わりじゃないんで。どんどん成長していきたいと思います。多くの選手はでかい壁を肌で感じたので。ここから次につなげていけるか。帰って反省して、もう一回前向きに考えて準備したい」と前を向いた。

 試合前日の7日に35歳の誕生日を迎え、前回まで2大会連続で主将を務めた精神的柱が、35歳初となる試合で攻守に躍動した。持ち味の低いタックルでアルゼンチンの突破を幾度となく食い止め、選手たちを鼓舞し続けた。

 試合前日の会見では「日本ラグビーにとって、この一戦は大事な試合。新しい歴史になる。凄く楽しみにしている」と語っていたリーチ。日本ラグビー界をけん引してきた男の集大成となるW杯が終わりを告げた。

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