【世界相撲】女子無差別級は久野愛莉が金メダルで歓喜の涙「あんなに泣いたのは初めて」

[ 2023年10月9日 00:05 ]

女子無差別級で優勝を決め、歓喜の涙を流す久野愛莉(撮影・前川 晋作)
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 世界相撲選手権大会が8日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で行われた。20年以降はコロナ禍で中止が続いており、大阪府堺市で行われた19年以来4年ぶりの開催。個人戦は男子重量級(115キロ以上)の草野直哉(日大4年)と女子無差別級の久野愛莉(24=東洋警備保障)が金メダルを獲得した。

 久野は安定感のある四つ相撲で無差別級トーナメントを勝ち進み、決勝はノルウェーのフリルセスと対戦。得意の左四つに組み止めて寄り切り、初優勝を果たした。

 優勝が決まった瞬間、土俵上で歓喜の涙。思いがこみ上げた。国際大会の出場は今回が自身4度目。18年、19年の世界選手権、昨年のワールドゲームズ重量級の過去3度は全て初戦敗退から敗者復活を勝ち上がっての銅メダルだった。「初めて決勝に行けて優勝できて、世界制覇できてうれしい。3位の時もうれしかったけど全然違う。あんなに泣いたのは初めてかも」。ついに世界の頂点にたどり着き、喜びがあふれた。

 5階級それぞれの個人戦に出場した女子日本代表で唯一の金メダル。「女子の日本代表キャプテンだったので、自分が締めて獲らないとという気持ちが大きかった」と主将の威厳を示した。


 ▽女子無差別級
優勝 久野愛莉(日本)
2位 フリルセス・カズリーン(ノルウェー)
3位 クリステック・スザンナ(ポーランド)
3位 ツァルク・ビクトリア(ウクライナ)

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