“現役の新幹線運転士”伊吹主税が連覇!ボディービル・グラチャン 男子フィジーク部門

[ 2023年10月8日 23:50 ]

メンズフィジークで2連覇を達成した伊吹主税 (撮影・猪俣 健)
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 ボディービルの「フィットネス ジャパン グランドチャンピオンシップス 2023」が8日、東京・江戸川区総合文化センターで開催された。

 各階級のトップ選手たちがオーバーオール(無差別級)で筋肉美を競い合い、13人が出場した男子フィジークでは、伊吹主税(33)が連覇を達成した。

 現役の新幹線運転士が今年も頂点に立った。昨年は戦前の予想を覆し、公表された審査結果でも2位とわずか1点差での初優勝だったが、今年は本命の1人として臨み、堂々の連覇を果たした。

 サーフィン、ボルダリング、そして、野球が趣味で、自然と腕立て伏せなどは日課となっていた。その中で自重トレーニングに限界を感じ、ジムに通い始めたのが競技との出合い。ジムでボディービル大会への出場を勧められ、出場したところなんと優勝。そのまま“この道”に入った。

 多くの人の命を預かっている新幹線の運転士。仕事には常に100%の精力を注ぎ込む。その中でトレーニングも両立。身体だけでなくメンタルのタフネスさも合わせ持ち、過酷な減量、最終調整を乗り越えて、この日の連覇につなげた。

 次の照準は、世界になる。初出場した昨年の世界選手権では、メンズフィジーク173センチ以下で5位に入賞。今年の世界選手権(30日開幕、スペイン・サンタスザンナ)では、さらなる飛躍を目指す。

▽メンズフィジーク上位成績

優勝 伊吹主税(33=JBBF個人登録)

2位 長澤秀樹(33=ゴールドジムウエスト東京)

3位 穴見一佐(26=JBBF個人登録)

4位 木村拳太(27=JBBF個人登録)

5位 手島祐(32=JBBF個人登録)

6位 渡辺和也(25=ゴールドジム代々木上原)

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