【高校ラグビー】天理 1年生・内田が逆転トライ!長崎北陽台を下し18大会ぶりの4強決める

[ 2023年1月3日 14:33 ]

第102回全国高校ラグビー準々決勝   天理8―5長崎北陽台 ( 2023年1月3日    花園ラグビー場 )

<天理・長崎北陽台> 後半、天理・内田旬はトライを決める(撮影・大森 寛明)
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 18大会ぶり20回目のベスト4、そして63回大会以来、7度目の全国制覇を狙う伝統校の天理(奈良)が、2大会連続8強の長崎北陽台に逆転勝利を収めた。

 天理は過去の出場4大会でいずれも準々決勝敗退。ベスト8が関門だった。春のサニックスワールドユース大会でも長崎北陽台と対戦し、19―28で敗れていた。それだけに「スクラムは絶対に勝ちたい」と気合を入れたのは、フッカーの松隈孝成(3年)だ。父・孝三さんは2、3年時に花園に連続出場。祖父・孝行さん(故人)はコーチ、監督として全国制覇を経験した指導者だった。チームを率いる松隈孝照監督は孝三さんの兄で、伯父にあたる。天理ラグビーのDNAを受け継ぐ背番号2が伝統のホワイトジャージで攻守に奮闘した。

 長崎北陽台がかけ続けるプレッシャーの前にノックオンなどのミスで流れを止めていた天理だが、「焦らず、FW中心に攻めていこう」という松隈監督の指示の下、耐えてチャンスを待った。3―5で迎えた後半12分、ラインアウトからスペースを大きく使った右展開で相手ディフェンスを突破。最後はWTB内田旬(1年)が逆転トライに成功。FW、バックス一体となったディフェンスで長崎北陽台の反撃を封じ、頂点にあと2勝に迫った。

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2023年1月3日のニュース