【高校ラグビー】京都成章ベスト4決めた!大阪桐蔭の強力FWを伝統のピラニアタックルで阻止

[ 2023年1月3日 13:06 ]

第102回全国高校ラグビー準々決勝   京都成章15―12大阪桐蔭 ( 2023年1月3日    花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー 大阪桐蔭・京都成章>後半、トライを決めて雄叫びを上げる京都成章・森岡(左)(撮影・北條 貴史)
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 展開力で勝る京都成章が大阪桐蔭の強力FWをほんろう。終盤の反撃も伝統のピラニアタックルで耐え抜き、近畿対決に勝利。2大会ぶりの決勝進出に向け、4強進出を果たした。

 重量FWを前面に押し出し、「いい状態で試合に臨めている」と綾部正史監督もFW、バックスの連携も含め、仕上がりの良さに手応えを感じる大阪桐蔭が、前半10分、敵陣22メートルライン付近の相手ボールスクラムで、FWがターンオーバーに成功。そのまま左サイドを攻め、WTB福永然(3年)が狭いスペースを巧みなステップで切り込み、先制トライ。膝の前十字靱帯断裂から復帰した福永の今大会4個目のトライでチームを勢いづけた。

 両チームは前回大会でも準々決勝で対戦。京都成章が15―8で勝利していた。大阪桐蔭で共同主将を務めるフランカー松岡風翔(3年)も「先輩たちの悔し涙は忘れていない。借りを返すだけ」と燃えていた。だが、2大会ぶりの決勝を狙う京都成章も全く引かない。前半23分に自陣22メートルライン付近からのキックパスからFB太田陸斗(2年)が同点トライを決めると、同30分にPG成功で勝ち越し。後半4分にはG前ペナルティーからのタテ突進でCTB森岡蒼良(3年)が飛び込みリードを広げた。大阪桐蔭の終盤の反撃も、複数人のタックルで前進を阻む伝統のピラニアタックルで京都成章が阻止。3点差で逃げ切った。

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2023年1月3日のニュース