【高校ラグビー】佐賀工との九州対決、いとこ対決を制して東福岡が4強進出

[ 2023年1月3日 11:44 ]

第102回全国高校ラグビー準々決勝   東福岡24―18佐賀工 ( 2023年1月3日    花園ラグビー場 )

<佐賀工・東福岡> 前半、力強く前進する東福岡・舛尾(撮影・大森 寛明)
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 6大会ぶり7度目の全国制覇を目指すAシードの東福岡が、Bシードの佐賀工との九州対決を制し、ベスト4進出を決めた。

 ともに重量FWの突破力が持ち味。東福岡のロック舛尾緑(3年)と佐賀工のフランカー舛尾和主将はいとこ同士という間柄。昨年6月の九州大会決勝では東福岡が33―10で勝利していた。互いに負けられない思いが強い。東福岡・藤田雄一郎監督は「シンプルにフィジカルで勝負する」と気合を入れていた。

 前半4分に東福岡が自陣からの切り返しでSH高木城治(3年)が独走トライで先制すると、7分には佐賀工が得意のモールで押し込みトライ。16分に東福岡がラックからの右展開で高校日本代表候補・石原幹士(3年)がトライすれば、佐賀工はFB井上達木(2年)が2本のPGを決め、前半は3点差で折り返した。

 後半も一進一退の激しい攻防が花園で繰り広げられた。佐賀工は後半10分にラインアウトからのサインプレーで逆転のトライに成功したが、東福岡は後半21分に連続攻撃で前進し、最後はラックからの右展開でフランカー中川一星(3年)がトライに成功し、再びリードを奪った。地力に勝る東福岡がそのまま逃げ切った。

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