ロコ・ソラーレ 北京へ白星発進!イタリア下す 藤沢「後半チャンスをつかみきれた」

[ 2021年12月12日 05:30 ]

カーリング 北京五輪最終予選第1日 ( 2021年12月11日    オランダ・レーワルデン )

ロコ・ソラーレの(右から)石崎琴美、藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花
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 女子の1次リーグで、18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレは、イタリアを11―6で下して初戦を飾った。不利な先攻の第6エンドにイタリアのミスで3点をスチールすると、7―6で迎えた第8エンドに大量4点追加。2大会連続の夢舞台へ、好発進した。男子はコンサドーレの日本が初戦でドイツに6―5で勝った。

 緊張感の高い初戦を飾り、ロコ・ソラーレのメンバーが安堵(あんど)の笑みを浮かべた。スキップの藤沢が「クセのあるアイスで、形をつくっても決めきれず我慢の展開だった」と言うように、前半は4―4と大苦戦。だが、第6エンドに3点をスチールすると、第8エンドに4点を追加した時点で、イタリアが敗北を認めた。藤沢は「最後まで我慢して、後半チャンスをつかみきれた」と振り返った。

 北海道銀行と対戦した9月の代表決定戦では、連敗スタートで崖っ縁に追い込まれながら3連勝。ロコ・ソラーレは勝負強い一方でスロースターターな側面も持つだけに、最終予選の白星発進は大きい。北京切符獲得には、1次リーグ4位以内が最低条件。サードの吉田知は「このゲームよりはパフォーマンスは上がる。ここまで来たので、思い切り楽しみたい」と次戦以降を見据えた。

 ▽北京五輪への道 男女とも9チームが参加する最終予選で、それぞれ3枠を争う。16日まで総当たりの1次リーグを行い、1位のチームがまず五輪出場権を獲得。1次リーグ2位と3位が17日に対戦し、勝者が五輪へ。敗者は1次リーグ4位と最後の1枠を懸けて18日に戦う。

 ≪企業広告差し替わりNHK予定通り中継≫NHKは会場内に同局のガイドラインに抵触する可能性がある企業広告があったためこれまで見送っていたBS1での中継を、11日の女子の日本―イタリア戦から当初の予定通り行った。世界カーリング連盟と企業が合意し、企業広告がメッセージに差し替えられ「中継で映り込む懸念がなくなった」という。広告は成人向け商品を扱っているとみられるオランダの企業のもの。NHKは5日の混合ダブルス戦から中継を見送っていた。

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2021年12月12日のニュース