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17歳・川村 W杯初V!北京へ女子モーグル界に新星 上村愛子以来12季ぶり快挙

[ 2021年12月12日 05:30 ]

フリースタイルスキー W杯モーグル第2戦 ( 2021年12月11日    スウェーデン・イドレ )

W杯モーグル第2戦が行われた会場で、写真に納まる今季初勝利の堀島(左)とW杯初勝利の川村(AP)
Photo By AP

 決勝が行われ、女子は昨季種目別2位の川村あんり(17=東京・日体大桜華高)が85・99点をマークしW杯初勝利を挙げた。日本女子の同種目優勝は10年3月の上村愛子以来、12シーズンぶり。18年平昌五輪では村田愛里咲1人しか出場できずに低迷した日本の女子モーグル勢だが、川村ら若手の台頭で来年2月の北京五輪に光が差した。男子も堀島行真(24=トヨタ自動車)が今季初勝利、通算9勝目を挙げ、男女同時優勝を果たした。

 昨季は種目別2位も、2度の準優勝が最高。あと一歩で表彰台の真ん中に届かなかった川村が、W杯参戦3季目で悲願の初優勝を果たした。それもW杯種目別4連覇中で、平昌女王のペリーヌ・ラフォン(フランス)を抑えての戴冠。98年長野五輪の里谷多英以来、日本勢24年ぶりの金メダルへ視界を開いた。

 持ち味は採点の60%を占めるターン技術の確かさ。夏季はスイスなどで重点練習し、「昨年は板を横に向けてずらすターンだったが、今年は板を縦に滑らせるカービングに近いターンができている」と手応えをつかんでシーズンイン。開幕戦は9位と出遅れたが、1週間で修正。決勝2回目はターンの減点が6人中最少の0・90点に抑え、タイムでも全体トップを叩き出した。

 世界一のターン技術を持つと評された02年ソルトレークシティー五輪王者のヤンネ・ラハテラ・コーチからは「板の使い方、(こぶに)乗る位置、吸収するタイミング」の指導を受け「かなり変わった」と進化を実感する。かつては上村も同氏の指導を受けて、07~08年シーズンにはW杯総合優勝。エアの技術を上げれば、北京での金メダルは夢ではない。

 川村自身も「子供の頃から憧れて競技をしてきたので、絶対に出場したい」という夢舞台は2カ月後。中3だった19年のW杯開幕戦で2位デビューを果たした17歳が、新ヒロインへと名乗りを上げた。

 ◇川村 あんり(かわむら・あんり)2004年(平16)10月15日生まれ、東京都出身の17歳。3歳でスキーを始め、4歳からモーグルを開始。W杯デビューした19年の開幕戦でいきなり2位に入り、同シーズンの国際スキー連盟(FIS)フリースタイルスキー女子の新人賞を獲得。東京・日体大桜華高2年。

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