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12歳・赤間初V!東京金の14歳・西矢に勝った パリ期待の新星が高難度技も披露

[ 2021年12月12日 05:30 ]

スケートボード 日本選手権第2日 ( 2021年12月11日    茨城・笠間芸術の森公園スケートパーク )

長い髪を揺らして滑る赤間(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 ストリート女子決勝が行われ、12歳の赤間凛音(りず)が計18・94点で初優勝を果たした。ベストトリック4回目に高難度の「バーレーグラインド」で5・97点を出し、東京五輪金メダリストの西矢椛(もみじ、14=ムラサキスポーツ)を逆転。24年パリ五輪の星が輝きを放った。西矢は2位、14歳の伊藤美優が3位で、中学生が表彰台を占めた。同男子はコース状況悪化で決勝が中止となり、大会規定で準決勝1位の佐々木来夢(17)が計32・63点で優勝となった。

 14歳の金メダリストよりも若い、12歳のニューヒロインが誕生した。予選3位通過の赤間は15人による準決勝を計18・50点で1位通過。続く決勝でも一発技を競うベストトリックの4回目に高得点を出してこぶしを握った。自身の最終試技を待たずに優勝を決め、西矢と健闘を称え合うように握手を交わした。

 「1位になれるように頑張ってきたのでうれしい」。トレードマークは「4歳くらいから伸ばしている」という腰に届くほどに伸びた髪と、他選手と異なる上下とも白のウエア。「他の人と違い、派手な服を着ようと思っている」と、カラフルなウエアが多い選手の中で異彩を放った。

 日本代表の早川大輔コーチも「スタイルがオリジナル。トリックチョイスが格好いいし、他の子とは違うチョイスをする」と認める。優勝を決定づけた「バーレーグラインド」は空中で半回転してから手すりに乗り、斜めにした板のノーズ(前部分)を下に向けて滑り降りる技で、女子選手の技レベルとしては10段階の「8か9くらいはある」という。五輪最終予選だった今年6月の世界選手権は準決勝敗退。日本勢5番手で3人の代表の座を逃した。それでも当時から「完成度やメーク率が高くなった」と半年間での進化を認めた。

 東京五輪は「椛と(銅メダルの中山)楓奈がメダルを獲ってうれしかったけど、悔しい思いもあった。もっと頑張ろうという気持ちになった」とちらりと闘志も見せた赤間。中学校からスケートパークに直行し、午後9時まで練習に没頭する日々で急成長を遂げた。パリ五輪は15歳で迎える。「これからもっと練習して頑張りたい」と意欲をかき立てた。

 ◇赤間 凛音(あかま・りず)2009年(平21)1月8日生まれ、仙台市出身の12歳。サーフィン愛好家の父の影響で小2ごろからスケートボードを開始。19年日本選手権で2位、同年9月の国際オープンで4位。参考にするスケートボーダーは東京五輪米国代表のマライア・デュラン。早川コーチいわく、「ムードメーカーで場を和ませられる」性格。

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