沙羅 今季最高4位、最長不倒に笑み「すっきり」W杯ジャンプ女子個人第6戦

[ 2021年12月12日 05:30 ]

W杯ジャンプ女子個人第6戦 高梨の飛躍
Photo By 共同

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人第6戦(ヒルサイズ=HS140メートル)は11日、ドイツ・クリンゲンタールで行われ、高梨沙羅(25=クラレ)は230.4点で今季自己最高の4位だった。1回目は125.5メートル、2回目で最長不倒の140メートルを飛んだ。10日の第5戦では1回目130メートル、2回目125メートル、合計225.4点で5位だった。

 高梨は2回目にヒルサイズに届く最長不倒。表彰台には一歩届かなかったが、「最後のジャンプは飛距離も伸びて、すっきりできた試合」と今季一番の笑みが広がった。調子が上がらなかった原因である助走路での迷いは消えつつあり「無心でスタートできているくらい」という。来年1月の国内でのW杯が新型コロナウイルス新変異株の影響で中止になった。この時ばかりは「選手としては残念な気持ちはあるけど、今の厳しい状況では致し方ない」と複雑な表情を浮かべた。

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