コーネルセン&小山の日本代表候補入り2人が存在感 パナソニック圧勝に貢献 トップリーグPO2回戦

[ 2021年4月25日 20:03 ]

ラグビートップリーグ・プレーオフトーナメント2回戦   パナソニック54―7近鉄 ( 2021年4月25日    大阪・花園ラグビー場 )

<近鉄・パナソニック>後半4分、ジョージ・クルーズ(左)のチャージしたボールを拾いトライを決めるパナソニックのジャック・コーネルセン(撮影・後藤 正志)
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 ホワイトカンファレンス1位のパナソニックが、下部のトップチャレンジリーグから唯一2回戦に勝ち上がった近鉄に54―7で圧勝。5月8日の準々決勝(埼玉・熊谷ラグビー場)では、キヤノンと対戦する。

 パナソニックは日本代表候補入りしたNo・8ジャック・コーネルセン(26)、SH小山大輝(26)が存在感を発揮した。ゲーム主将を務めたコーネルセンは、前半28分に右隅で同点につながるチーム初トライ。7―7で迎えた後半4分には、味方のキックチャージから勝ち越しトライを奪った。豊富な運動量でディフェンスでも貢献。「自陣で苦しい時間帯があったが、その中でディフェンスが機能した」と胸を張った。

 コーネルセンはオーストラリア出身で、父グレッグさん(68)は同国代表として1970~80年代に活躍。まだW杯が創設されていなかった時代に伝説的な活躍を見せ、2017年には同国の殿堂入りも果たしている。偉大な父とは別の道で国際デビューを目指しているが、「迷いはなかった。父も私を理解して応援してくれている」。5月下旬に始まる代表合宿は、現在の52人の候補から35人程度に絞り込まれる予定で、「(代表入りは)今年資格を得られることを知っていたので、大きな目標だった。パナソニックで(決勝まで)3試合をしっかり戦い、ベストパフォーマンスをして、最終スコッドに選ばれるように全力を尽くす」と誓った。

 一方の小山は後半11分から出場。前半はリザーブメンバー同士で改善点などを話し合いながら見ていたそうで、「ブレークダウンでプレッシャーを受け、スローになっていたので、テンポを上げられればなと山沢と話していた」。ピッチに入ると狙い通りに攻撃のテンポを上げ、疲れの見えた相手から残り30分で計5トライ。「いい形でできた」と振り返った。

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2021年4月25日のニュース