五郎丸 メンバー外で競技人生に幕、右太腿肉離れか 指揮官明かした

[ 2021年4月25日 05:30 ]

ラグビートップリーグプレーオフトーナメント2回戦   ヤマハ発動機12―46クボタ ( 2021年4月24日    江戸川 )

<クボタ・ヤマハ発動機>クボタに敗れ、チームメートをねぎらうヤマハ発動機・五郎丸(中央)(撮影・吉田 剛)
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 4試合が行われ、ヤマハ発動機はクボタに12―46で敗れて終戦。今季限りの現役引退を表明していた15年W杯日本代表のFB五郎丸歩(35)はメンバー外だったため、ピッチに立つことなく競技人生に幕を下ろした。リーグ戦を唯一全勝突破したサントリーや神戸製鋼、リコーが勝ち上がり、5月8、9日の準々決勝に駒を進めた。

 五郎丸の選手生活はスタンドでフィナーレを迎えた。「非常に悔しい。この悔しさをグラウンドで晴らすことはできませんが、セカンドステージでの自分のモチベーションにして頑張っていきたい」。もう一度ピッチに立つことを願っての後方支援は届かなかった。

 試合後、ヤマハ発動機・堀川隆延監督は、五郎丸が肉離れを抱えていたことを明かした。患部には触れなかったが、クボタ戦前に報道陣に公開された練習で、固くテーピングが施されていた右太腿とみられる。

 3歳で始めたラグビーの集大成として初優勝を目指した今季は、4試合出場にとどまった。それでも、五郎丸から多くを学んだという新人FB奥村が、この日デビューして1トライ1ゴール。熱い魂がチームの財産を生み出していた。

 去就は未定だが、新リーグに臨むヤマハ発や、19年W杯で開催都市特別サポーターを委託した静岡県がアドバイザー的役割を要請する可能性がある。新たな形でラグビー界に貢献していくことになりそうだ。

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