橋本聖子会長がテストイベント視察「いよいよ五輪が近づいている」機運醸成へ「あらゆる仕掛けを」

[ 2021年4月25日 18:12 ]

自転車競技のテスト大会を視察後、取材に応じる東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長(代表撮影)
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 東京五輪パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長が25日、静岡・伊豆ベロドロームで行われた自転車トラック種目のテストイベントを視察した。報道陣の取材に応じ「選手の仕上がりも良くて頼もしい。コロナ対策もしっかりできている」とし「大会に向けての準備をしていただいている。いよいよ五輪が近づいていると感じた」と語った。

 4都府県に緊急事態宣言が発令されての初日。無観客で行われ、選手のミックスゾーン対応もなくオンラインに切り替わった。取材方式については「競技と一緒であらゆるテクノロジーを利用して、選手の声や競技の状況を伝えていただけるように準備に取り組まないと。課題を1つ1つ丁寧に解決していく作業に入る」と話した。

 本番に向け、開催の機運醸成も課題の1つ。無観客で行われたが「選手が五輪会場のテストイベントで競技をして、良い記録もでた。そういった情報を得たこともアスリート、日本全体の機運醸成につながっていく」と強調。「組織委としては最後までアスリートファースト、センターとして。アスリートが真ん中にいて、どのように周りを囲みながら、オリパラの素晴らしさを世界に発信できるか。最後までアスリートの声を大事にあらゆることを仕掛けていきたい」と語った。

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2021年4月25日のニュース