女子ソフト・ビックカメラ高崎、サヨナラ勝ちで今季5勝目

[ 2021年4月25日 14:10 ]

日本女子ソフトボール1部リーグ   ビックカメラ高崎4―3日立 ( 2021年4月24日    豊田市運動公園野球場 )

<ビックカメラ高崎・日立>サヨナラ安打を放ったビックカメラ高崎・山本(右)が一塁ベース上で抱き合って喜び爆発(日本ソフトボール協会提供)@豊田市運動公園野球場
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 第54回日本女子ソフトボール1部リーグ(スポニチ後援)は24日、3会場で計6試合が行われた。愛知県豊田市の豊田市運動公園野球場で日立と対戦したビックカメラ高崎は、6回まで劣勢に立たされる苦しい展開だった。

 それでも7回、先頭の1番・市口侑果が左前打で出塁し、送りバントと右邪飛で2死三塁に。最後は4番・山本優が中前に弾き返し、サヨナラ勝ちで今季5勝目をもぎ取った。

 「ここで決めてやろうという気持ちで打席に入りました。球種を絞るというより甘く来た球を打つ意識でした」

 先制を許した直後の3回に同点右犠飛も放っていたベテランは4番の仕事を果たし、胸を張った。

 チームは4月19日、地元の高崎大会で大垣ミナモに手痛い敗戦を喫した。太陽誘電のエース兼4番の藤田倭が移籍してきたことで、開幕前は例年以上に優勝候補と目されていた。しかし、第1節の豊田自動織機戦を0―1で落とし、前半戦で早くも2敗を喫した。連敗はできない状況の中、後手後手に回らされたが、最後は選手全員の勝利への執念が実を結んだ。

 豊田自動織機戦で右脇腹を痛めたエース上野由岐子が6回表からベンチ横で投球練習を開始。攻撃陣に無言のゲキを送った格好となった。今後の登板について、岩渕有美監督は「(登板までは)もう少しかなという感じ。まだ完全復活とまではいかない。日々状態は上がっていっていると思うけれど、本人と話し合いながら(復帰を)やっていきたい」と慎重な姿勢は崩さなかった。

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