女子空手五輪代表・植草「竹刀で顔面突かれた」、恩師・香川氏パワハラで「負傷」と告発

[ 2021年3月25日 05:30 ]

植草歩
Photo By スポニチ

 空手の東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩(28=JAL)が全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫選手強化委員長からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題で、同選手は練習中に竹刀で顔面を突かれるなどして負傷したと主張していることが24日、分かった。植草は警視庁にも相談したという。香川氏は取材に「女子選手に直接触れないように竹刀を使って指示をすることはあるが、顔を突くことはない」と否定した。

 関係者によると、植草が拠点を置き香川氏が監督を務める帝京大で昨年末から約2カ月間にわたり、防具を着けていない選手の顔面を香川氏が竹刀で突く行為が行われた。植草は失明の危険性を訴えたが「根性がない」などと叱責(しっせき)されたという。全空連は31日に倫理委員会を開き、両者から事情を聴く予定。

続きを表示

2021年3月25日のニュース