講道学舎では付き人、古賀さんと強い絆 吉田氏「私から人生の金メダルを」

[ 2021年3月25日 05:30 ]

古賀稔彦さん死去

バルセロナ五輪の男子柔道で獲得した金メダルを披露する71キロ級・古賀稔彦さん(左)と78キロ級・吉田秀彦
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 中3で講道学舎に入門した直後から付き人に指名され、古賀さんとは誰よりも強い絆で結ばれている吉田秀彦氏は、総監督を務めるパーク24を通じて「古賀先輩の訃報を聞き、今はただ驚きと、まだ信じられない気持ちでいっぱいです。最後まで奇跡を信じていましたが、かないませんでした。今の私があるのは、古賀先輩のおかげと言っても過言ではありません」などとコメントした。

 92年のバルセロナ五輪については、自身との稽古中に左膝を故障した古賀さんの優勝を「私が金メダルを獲った時以上の喜びを感じました。古賀先輩が見せたあの精神力は、今も私の支えとなっています」とした。

 同氏は夕方に川崎市内の古賀さんの自宅に入った。コメントの最後には「私から人生の金メダルを送らせていただきます」とつづった。

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2021年3月25日のニュース