「好きで入ったんです」鶴竜入門の橋渡し役が明かした血相変え詰め寄られた日

[ 2021年3月25日 05:30 ]

横綱・鶴竜引退

鶴竜が送った入門希望の手紙と時田氏
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 20年前に鶴竜の入門の橋渡し役となった相撲愛好会・日本相撲振興会の時田一弘会長(60)は「頭のいい子だし、これが致命的と思ったから決めたのでしょう」としみじみと話した。真面目で自分の決めた道にまい進する姿に成功を確信していた。入門2、3年後に「辞めたくなったことがある?」と気軽に話し掛けると、血相を変えて「何を言っているんですか!自分は好きで入ったんですから」と詰め寄られたという。

 幕下で1勝しか挙げられなかった04年秋場所。悔し涙を流しオフだった場所後の1週間にトレーニングを欠かさなかったことも懐かしい思い出。「あの小柄な少年が横綱に。異国の地で大したものです」とねぎらった。

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