五輪組織委に対し抗議活動 合同懇談会行われたビル前に約30人集結「絶対に許すわけにはいかない」

[ 2021年2月12日 15:55 ]

五輪組織委が入る施設の前で抗議する人々(撮影・会津 智海)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、理事会と評議員会の合同懇談会を開催した。合同懇談会が行われた東京・中央区にあるビル「晴海トリトンスクエア」では抗議活動が行われた。

 東京五輪・パラリンピックの中止を求めて活動する「2020オリンピック災害おことわり連絡会」が主催し、ツイッターなどのSNSで呼びかけて約30人が参加。午後2時30分からスタートし、森喜朗会長(83)による女性蔑視発言に対して「差別禁止」「差別発言の森さんを許してはいけない」などと拡声器を使って訴えた。同団体の広報を担当する宮崎俊郎さん(60)は「森さんが辞任したからって差別が終わるわけじゃない」と抗議。また参加した40代男性は、一連の騒動に対し「ひどいの一言。人権侵害だ。絶対に許すわけにはいかない」などと話した。

 森会長は合同懇談会で冒頭で「会長を辞任いたそうと思っています」と正式に辞意を表明した。

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